GPS電波の種類にはL1帯（1575.42MHz）とL2帯（1227.6 MHz）と呼ばれる2つの周波数帯の信号があります。GPS電波の種類のL1帯とL2帯からの情報については、当初、民間利用向けにあえて誤差を付加する操作が行われていましたが、2005年5月に解除され、現在では誰もが正確な情報を入手することができます。
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GPS電波の種類であるL1帯とL2帯
GPS電波の種類の一つにL1帯というものがあります。これは、衛星から発信されている測位用の電波のうちの1575.42MHzの方のことです。一般の測位にはこの電波のみを利用します。GPS電波の種類の一つであるL1帯の中にもC/Aコード、Pコード、航法メッセージの３種類が含まれます。
GPS電波のC/Aコードというのは、GPS衛星ごとに割り付けられている識別用のデータです。これが受信した信号の中のどの時刻にあるかどうかで、現在どの衛星が見えているのか、そしてどの衛星のGPS電波をどういったタイミングで受信できたか、というのがわかります。GPS電波のPコードは、秘匿操作AS（Anti Spoofing）によって一般利用には制限されていますが、測位には利用できます。
GPS電波の航法メッセージには、測量や単独測位に必要な各衛星自体の軌道情報、全衛星の軌道情報、衛星時計の補正係数、電離層補正係数等が含まれています。
GPS電波の種類の一つであるL1帯にはこのように３種類がのものがあるとだけでも覚えておいて損はありません。GPS電波の種類の二つ目としてL2帯というものがあります。GPS衛星から発信されている測位用の電波のうちの1227.6ＭＨｚの方のことです。単独測位でこのGPSの電波を受信するにはPコードを解読する必要がありますが、測量ではコードに無関係に電波を受信することもできます。
GPS電波の種類であるL2帯には変調Pコードが含まれ、電離層遅延の計測に使用できます。それにより、高精度測位サービスが利用できる際の精度を高めることができます。昨今の商用GPS信号では、L2信号を利用して、L2帯で必要な機器を使用せずに、電離層遅延を計測することができます。
GPS電波の種類を理解しなくても使用するのは簡単
GPS電波の種類について少し難しい説明になってしまいましたが、GPS追跡器などを利用するときにこの知識が必要かと言うと決してそうではありません。今のGPS電波やGPS端末の種類はとても性能が良くなっています。
GPS電波の種類などで単純にその位置を正確に把握することができるものとだけ覚えておいてください。今では浮気調査や子供の見守り目的などで探偵ではなく個人が使用している時代です。
GPS追跡機器などを利用するだけならGPS電波の種類がどういうものかなんてそもそも知る必要ないかもしれません。